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不動産の退去時トラブルについて

引越しには残念ながらトラブルはつきものです。いろいろな行程があって、それぞれがシンクロして進めていかないと後戻り行程が発生したり、各々の行程の中でも作業や金銭のトラブルがあったりします。
これら全部をトラブル無しで終わらせるには、ある意味芸術的なセンスと運が必要なのかもしれません。
そんな引越しトラブルでよく聞くのが、それまで住んでいた部屋を退去するときの手続きに関するトラブルです。敷金の返金トラブルはその代表例かも知れませんが、それ以外にも幾つかあります。


退去連絡の不行き届きや、その部屋の原状回復対応などです。
でも、よく考えてみると、引越しに関わる幾つかのトラブルで、この退出時のトラブルは比較的避けやすいトラブルと言えるのではないでしょうか。


新しい部屋や環境が思っていたものと細かいところが実は違っていたり、引越し当日に引越し屋さんが遅れてきたり、荷物の搬出入で部屋や家具に傷が付いたり物が壊れたり。困りますよね。
でもそんなトラブルは、困りますけど自分のコントロール出来る内容ではないので、防ぎようがありません。それこそ運頼みです。


新しい部屋をホント細かく調査したり、持っていくものや部屋が傷付かないように厳重に梱包する、というのも時間と手間と費用を考えればある程度限界もあります。
でもそれ以外の退去時の事務的なトラブルは、比較的自分のコントロール出来る範囲内と言えると思います。次の3項目になります。

・退去日の連絡トラブル
これは実はかなり明確で、トラブルの原因のほとんどは、借り手側のうっかり忘れが原因です。契約書には、大家側への退去日連絡は1ヶ月前、と明記されているはずです。
例えば、新学期に備えて3月20日に退去(引越し)しようと思うなら、その1ヶ月前の2月20日以前にその連絡をしなくてはいけません。
うっかり忘れて退去日直前の連絡となった場合、例え予定通りに引越しをしても、連絡した日から1ヶ月間の家賃義務が発生することになるのです。
極端な話、引越し前日の連絡となった場合、次の日に引っ越して部屋を出ても、そこから約1ヶ月分の家賃を払わなくてはいけない、ということです。
契約書にはまず明記してあることですので、あとで聞いてない、なんて怒る人もいてトラブルとなりますが、これは残念ながら借り手のミスです。
問題があるとすれば、契約書に別の条項がある場合です。例えばこの1ヶ月前連絡が6ヶ月となっていたり、月途中の解約は認めない、などと言った内容があった場合です。
6ヶ月の件は違法の可能性もありますが、この退去日連絡のところは契約書をみて、大家側に確認をとっておきましょう。

・部屋の現状回復トラブル

困る

これはどう言うことかと言うと、部屋を解約して退去する場合は、部屋を借りた時の状態に戻してください、という要求が大家側からあることに対してトラブルとなることです。


明らかに借りている時に壊してしまったもの、汚してしまったものは仕方がありませんが、自分では心当たりが無い破損や汚れまで要求されるとカチンときますよね。
更に、自然に古くなっていくもの、劣化していくものまで負担しなくてはいけないのでしょうか。
ついでに、綺麗に部屋のハウスクリーニングまで要求されると、これは誰でもトラブルになると思います。全てハイハイ分かりました負担します、なんて人のいい人は居ないでしょう。
これに対しては、その部屋に入った瞬間、出来れば荷物を持ち込む前の何も無い状態の時に、デジカメで写真を撮りまくっておくことです。
既にある傷や汚れは言うに及ばず、あとから文句を言われないよう、部屋全体、壁紙、ドア、バスルーム、トイレ、フローリングやカーペットなどの細部の写真を漏れ無く撮っておきましょう
そしてその映像を大家側に見せて、これも出来れば写真撮影時に一緒に立ち会ってもらって、確認をとり、一筆もらっておきましょう。両者でデジカメデータを持っていてもいいと思います。
これは面倒ではありますが、大家側も後でわざとトラブルを起こす(追加費用を請求する)気がないのであれば応じてくれるはずです。どちらもトラブルは避けたいからです。
因みに、ハウスクリーニングは大家側が負担するものです。例え契約書に書いてあったとしても2001年4月の消費者契約法でそれは禁止されていますので、覚えておいてください。

・敷金トラブル
これは、上の部屋の現状回復トラブルと関連します。敷金は現状回復に必要な費用が発生すればそれと相殺されますし、金額によっては敷金だけでは足りず、追加請求がくるかも知れません。
現状回復にあたり、日焼けを含めた自然現象による劣化や通常使用で発生する経年変化は、壁やフローリング、キッチンやお風呂などの備品は大家側が負担すべきものです。
但し、借り手が付けてしまった傷や汚れ、壊してしまった備品については負担することになると思われます。この辺の判断によって大家側と借り手の言い分でトラブルとなるのですが、
先ほどの最初に撮った写真集があれば、少なくとも最初からあった傷や汚れなのか、後からのものかは明確になります。あとはどちらが負担することになるか、です。
これも十分トラブルの元ですが、それさえハッキリしていれば、国土交通省や地方自治体などでガイドラインが定められており、判例なども豊富にありますので余りもめることも無いと思います。
どうしても両者が納得しないのであれば、消費者センターなどに相談するのもいいでしょう。証拠はありますので、それが役にたつはずです。
あと、その件が決着したとして敷金の戻ってくる額が決まる訳ですが、実際に返金される時期は一般的に合意から1ヶ月で行われます。
これも催促しないと払わないという大家側もまれに居ますので、ちゃんとフォローしましょう。

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